丈を詰める・出す／寸法を細く・大きく

裾を三つ折りにして表側にステッチを出す、ジーンズやチノパンに一般的な裾上げ方法です。糸は20番・30番・50番に対応し、デニムのダメージ感を残したい場合は「裾のダメージ残し」にも対応します。

スーツパンツ（フォーマルパンツ）の一般的な仕様です。ほつれ防止のためにロックをかけ、内側に折り返してまつり縫いを行います。表側にミシン目が残らない仕上げで、専用の「ルイスミシン」を使用します。薄い生地の場合は、手作業でまつり縫いを行うことも可能です。

ダブル仕上げは、裾に適度な重みが加わることで、たるみを抑え、シルエットを美しく見せる効果があります。フォーマル感が増し、落ち着いた印象を与えられるのも大きなメリットです。なお、ダブル幅が4cm以上の場合は割増料金となります。

カバーロック（＝カバーステッチ）は、Tシャツの裾や袖口など、伸縮性のある素材に適した縫製方法です。表側には2本のステッチが平行に並び、すっきりとした仕上がりになります。伸びても糸切れしにくく、着用や洗濯を繰り返しても型崩れしにくいのが大きなメリットです。

スカートの形状や裾幅、裏地の有無などに応じて修理金額を設定いたします。裾に飾りがある場合は、ウエスト部分を加工して丈詰めを行うことも可能です。ご希望の仕上がりやご予算に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

袖口が筒状になっていて、スリットや開きのない形状を「筒袖」と呼びます。トレンチコートに多く見られる一般的な仕様で、ボタンやループの位置を移動することも可能です。また、内側に布を足して縫い代を作ることで、袖丈を長くすることもできます。

ボタン穴が開いておりボタンで止められる袖口の形状（＝本切羽）だったものを、簡略化した「見せかけの開き」が「あきみせ」です。多くのスーツがこの形状です。袖口の切り込みは縫ってあるため、実際には開きません（みせかけです）。丈夫で長持ちするつくりであると言われています。

袖口にボタン穴があり、ボタンで留められる仕様を「本切羽」といいます。その仕様を簡略化したものが「見せかけの開き＝あきみせ」です。多くのスーツで採用されている一般的な形状で、袖口の切り込みは縫い合わせてあるため実際には開きません。見た目は本切羽に近く、丈夫で長持ちするつくりとされています。）

袖の開きを現状と同じ長さに復元する場合は、￥3,850（税込）です。開きが浅くなってもよい場合は、￥3,080（税込）で対応できます。袖口での加工ができない仕様の場合は、袖山（袖の最上部）で加工し、袖丈を詰めます。

Tシャツ・ジャージ・ポロシャツ・トレーナーなど、伸縮素材の袖丈詰めは、基本的にカバーロックという特殊ミシンで加工します。表側には2本のステッチが平行に並び、現状と同じような自然な仕上がりになります。伸縮性が保たれるため着心地も変わらず、安心してご利用いただけます。

ダウンコートの修理も承っております。ゴム付き（ゴムシャーリングを含む）、カフス付き、リブニット付き、パイピング仕様の袖などにも対応可能です。お見積りをご希望の場合は、info＠naoshiya.co.jp へ画像をお送りいただくか、品物を店舗までご持参ください。詳細は弊社のダウンコート専門サイトでもご覧いただけます。（→こちら）

フォーマルスーツのサイズ直しは、弊社が特に得意とする分野です。熟練の技術によって仕上がりに差が出る修理であり、裾の形状（丸型・角型）、ベンツ付き、ハンドステッチ入り、オーダースーツのお直しにも対応いたします。高級スーツから日常使いの一着まで、大切なお洋服をより美しく快適に。長くご愛用いただけるよう、親身になって最適な方法をご提案いたします。

バーバリーやアクアスキュータムといったハイブランドのコートにも勿論対応可能です。熟練の職人が一着ずつ丁寧に仕上げ、ブランドの風合いやシルエットを損なわないよう配慮いたします。ダウンコートの着丈つめなど特殊な修理も承っております。大切なお洋服をより美しく、そして長くご愛用いただけるよう、最適な方法をご提案いたします。

Yシャツやブラウスの着丈つめは、裾の形状や素材に応じて修理金額を設定いたします。脇のガセットや三角マチを移動して仕上げることも可能で、既製品に近い自然な仕上がりを目指します。フォーマルにも普段着にも対応可能ですので、安心してご相談ください。

Tシャツ・ポロシャツ・トレーナーなどの着丈修理を承っております。伸縮生地には、カバーロック（カバーステッチ）という専用ミシンで対応し、自然で丈夫な仕上がりを実現します。トレーナーなどリブ付きの商品は、リブを移動して付け直すことができ、ポロシャツの脇スリットも復元可能です。

ジーンズのウエスト調整は、必要な寸法に応じて後ろ中心や左右の脇など、加工する位置を定めて行います。
ウエストを広げる場合は生地が不足することが多いため、ベルトや身頃の両脇にマチ（別のデニム生地を継ぎ足し）を入れてサイズアップに対応します。オリジナルに近い自然な仕上がりを意識しながら加工いたしますので、安心してご依頼ください。

多くの場合、後ろ中心の縫い目1か所でウエスト調整を行います。調整幅が大きい場合は、両脇を含めた3か所で加工することもあります。サイズアップではベルト布が不足することがあるため、布を継ぎ足して対応します。
また、タックを外したり、腿から裾にかけて細身のシルエットに仕上げ、すっきりと見せることも可能です。既製品に近い自然な仕上がりを心がけて加工いたしますので、安心してご依頼ください。

多くの場合、両脇の縫い目やダーツでウエストを調整します。ファスナー付きやゴム入りのデザインにも対応可能です。サイズアップではベルト布が足りなくなることがありますが、その場合はマチ（生地を継ぎ足し）を入れて仕上げます。既製品に近い自然な仕上がりを心がけておりますので、安心してご依頼ください。

学生プリーツ・総プリーツ・アコーディオンプリーツ、ギャザー入りのスカートにも対応可能です。ウエストだけでなく、ヒップから裾までサイズ調整することもできます。フォーマルから学生服まで幅広く対応し、シルエットを崩さず、既製品に近い自然な仕上がりを心がけておりますので、安心してご依頼ください。